Wi-Fi(旧名称・無線LAN)事情については、長年悩んでいたのだが、2019年にその問題を解消できたのは、メッシュWi-Fiという機器が家庭用に販売されてから。
昭和の古い屋敷にネイティブで住んでいる僕は、家が無駄に大きい。なので、インターネット回線の元から自分の部屋、そしてとなりの寝室まで4部屋分くらいある。
それまでは、中継器と呼ばれる機器を使用して、電波を繋げていたのだけど、中継器には中継器のデメリットもあり、快適なWi-Fi環境とは言えなかった。
いまでは、同じような昭和の古民家を格安で賃貸で利用している人もいるようなので、参考になる人もいるかと思うので、詳しく記事にしてみようと思う。
※昭和の古民家の画像をCADで作ればよかったかもしれないが、画像に時間をかけるよりも説明を丁寧にしたかったので、実際の自分の状況を脚色して説明します。
あまり深い知識がなく、強いWi-Fiルーターを置いて中継器で繋げれば良いかと思っていた。
2010年、iPhone4が発売された頃。電話口のモデムにWi-Fiルーターを接続して、ギリギリ自分の部屋に届く微弱の電波を拾って、自宅ではスマホを利用していた。パソコンは有線接続ができていたので、問題はなかった。スマホを持っているのも僕だけだった。
時は流れて、古くなったスマホを家庭用Wi-Fi端末として使用していた頃、微弱な電波のままでは電波が途切れることが多くなってきた。しかも、2010年頃のWi-Fiルーターの設計って2台から3台のスマホやノートパソコンを接続するのが限界だった。
Wi-Fi中継器の導入
2016年頃に、中継器というものがあるということを知り得て、中継器を導入した。
その後、我が家にAmazonアレクサがやってきたり、Wi-Fiで使用する端末が多くなってきていた。
僕が購入した中継器も5台くらいの端末を使用することができたので、それで難はなかった。
ただ、時代の流れとともに、やれプリンターがWi-Fi対応だの、それ任天堂SwichがWi-Fi対応だの、ほれAmazon Echo Show5を新たに買ったり、家族4人全員がスマホを持ったりして、電波奪い合うようになり、スマホのWi-Fiが突然切れたりとか、いろんな不都合が発生するようになってきた。
実は、Wi-FIルーターと中継器は、元の電波は同じだけど、スマホが認識しているのはどちらかの機器の情報で不適格にきまぐれに電波を拾う習性があった。
説明しやすくオレンジ色の電波をA波、ピンク色の電波をB波とする。
時に、B波の圏内のBの文字のあたりにいたとしても、A波が微弱な電波として流れてきたり、スマホが頑張ってA波を拾おうとしてしまうこともあり、Youtubeを観ていると、突然、「オフラインになりました」と表示されることがあったりもした。
自宅の回線を光にしたり、いろいろ世界的に変化のあった2019年、メッシュWi-Fiを導入
まずは2台セットの上位機種を導入して、不都合があれば買い足していけば良いメッシュWi-Fiの利点を把握して、まずは2台から始めた。接続も専用スマホアプリで「はい」をポチポチするだけ。
もうここで最大接続端末数は100台となったので。端末が電波を奪い合うこともなくなったし、いままでの中継器とは違い、同じ機器の電波情報をリレーして端末に届けるので、どこにいてもスマホ端末側での電波の切替が行われることなく、安定してWi-Fiが使えるようになった。Deco自体がクアッドコアのCPUを積んでいて賢い。
ただし、実際の住環境は複雑な間取りであり、メッシュWi-Fiは1台が強い電波を発するものではなく、少し飛距離の短い電波を機器同士がリレーのように連携してチームプレイをするような機器なので、実際は各部屋に1台置くほうがベストな環境になるので、もう1台増やした。
そして、2023年10月、4台目のメッシュWi-Fiを導入を試みるが、同じ型は製造終了したのか、希少在庫の価格が高騰したのか、同じDecoシリーズの後継機のほうが安く購入できたので、それを追加。シリーズが同じDecoなら型番が違ってもメッシュWi-Fiチームに追加できるメリットがある。
家中をメッシュWi-FIで塗りつぶすことに完成した。
配置は、光回線のモデムの位置に新しく購入したDeco X50を配置した。ここから、従来よりも強い電波を発信して残りの3台に連携するイメージ。
最終的な使用環境
自分の部屋では、Deco M9 Plusに2個の有線LAN用のポートがあるので、NAS(LAN接続で使用するハードディスク)とメインパソコン(GMKtec社製のミニPC)には有線で接続している。
左からメインパソコン、DENON社製のUSB-DACアンプ、NAS、任天堂Switch。USB-DACアンプ(音響)以外はネット接続が必須なもの。
めでたし、めでたし。