エッセイ[新]白湯を嗜む刻,ツウ。(新さゆをたしなむとき,ツウ。)第5話 1996年ティッシュ革命

今年も「か・ふ・ん」という3文字を耳にした瞬間、お鼻がムズムズしてきたあなたへ

今日は、ティッシュペーパーと共に生きてきた僕らの歴史的革命について、思い出してみようと思う。

時は1996年。

当時、高校1年生だった僕は、なかなかのテレビっ子で、ブラウン管が壊れるくらいにテレビをかなり観ていた。

番組の合間に、猛ダッシュでトイレに行き、そして、CMが始まったら、這(は)うようにして帰ってくる。

そんな、テレビ中心の生活だったのである。

当時のテレビコマーシャルは、今思えば、オモシロいものが本当に多くて、衝撃を受けるものばかりで。

僕が一番の衝撃を受けたCMは、やはり、あれだろう。

「1996年、ティッシュ革命」。

画面には、当時の様々な歴史の模様が、ドラマチックに描かれて、そして、「1996年ティッシュ革命」という大きな文字が、画面いっぱいに表示された、その時。

僕は、世界が変わると、武者震(ぶる)いのように、ブルブルと、震(ふる)えたのだ。

それまでの、重ねて200組入りの、少し武骨(ぶこつ)で、かさばるのが当たり前だった、あのティッシュボックス。

武骨(ぶこつ)なアイツが、しゅっと、薄くなった、あの時。

そう、ティッシュボックスのスリム化、である。

僕と、同級生の中川は、この「1996年ティッシュ革命」こそは、歴史として、絶対に覚えておくべきだと、熱く、意気投合した。

なんなら、これは来週の社会科のテストにだって、絶対に出るだろう、と。 そんなふうに、真顔で、信じていたのである。

そう、僕らの暮らしは、あれ以降、止まることなく、進化し続けている。

いつからか、ティッシュボックスは、紙の箱という絶対的な形から、詰め替え可能な、ソフトパック入りティッシュと、それを入れるための、専用ボックス、という組み合わせで、売られるようになった

けれど、いつ、どこの、どなたが、まるで裏技のように、詰め替えないで、ソフトパックのまま、使いだしたのか。

それは、わからないけれどいまでは、ソフトパックティッシュとして、堂々と、そのまま使われている。 あの、箱という殻を脱ぎ捨てた姿は、どこか、自由な感じがしていい。

そして、お鼻が、ムズムズするこの時期。

大変お世話になるのが、「鼻セレブ」に代表されるあの、超デリケートお鼻専用高級ティッシュである。

最初は、その名前のインパクトとか、価格の高さにやられていたのだけど。

気づけば、いまではすっかり定番化して、僕らの鼻の下を優しく守ってくれている。

1996年に、中川と震えながら見つめた、あのスリムな紙のティッシュ箱。

あの時、始まった革命は、いまでも、僕らのお茶の間の片隅で静かに、そして、しなやかに続いているのである。

🌟本日のおすすめの曲🌟

いよいよ、壁は無くなるぞ!
Dragon Ash「Deep Impact feat. Rappagariya」

送信中です

×

オモシロ記事工場は、にほんブログ村に参加し健闘しております。

にほんブログ村総合(およそ1,041,551サイト中)※2026.1月現在

ぜひ他の記事もお読みください。

こちらのボタンはこのサイトのランキングポイントが上がります。

にほんブログ村 ブログブログ 雑記ブログへ
にほんブログ村

勝手にSNSでシェアしてね!