【新型連載エッセイ】大判焼きの栗クリーム味。第1話、お婆ちゃんが好きだった。

僕が小さい頃、先代のお婆ちゃんが「大判焼き」が大好きで「栗クリーム味」が大好きだったという話。

これを読んでいる全国の方々には、「大判焼き(おおばんやき)」ってなんじゃソレ?っていう話になるのだが、ここでは「いわゆる、今川焼きだよ」と簡単に言っておく。名古屋地方での呼び方が大判焼きなので、僕はその名前で育ったので、そのまま大判焼きの名称を使わせていただく。

お婆ちゃんがスーパーカブに乗り、スーパーの店先で売られていた「大判焼き」をたまに買ってきてくれた。

そして、お婆ちゃんの好きな大判焼きのフレーバー(味)は、クリーム味だったので、よくクリーム味を食べていた。

もちろん、餡子(あんこ)味も好きだったのだが、家の中で一番優しい人と言えば、お婆ちゃんだったので、「餡子(あんこ)味なんて、たい焼きで食えるから」と、よく分からない理由を付けてクリーム味を食べていたマセガキだった僕こと、ワタナベミツテル少年。

そのワタナベ少年もある日小学校から帰ると、お婆ちゃんが、「珍しい物が手に入ったぞ」と手招きしてくれたので、なんだろ「ビックリマンチョコ?」くらいの勢いでお婆ちゃんに飛びついていったら、「栗の入ったクリーム味」だった。

その当時の僕は、栗のおいしさを分かってなかったのだが、お婆ちゃんが悲しむのを見たくなかった僕は、ココロの中では「ふーん」だったのだが、食べて見ると、いつも食べるクリーム味に、甘栗の感じがかなりいけていた。

いまではスーパーやコンビニの秋のスイーツ商戦では「栗(マロン)のお菓子」を買い漁(あさ)るほどの栗が大好き。もちろん、好きなケーキはモンブラン。

ただ、その当時のお婆ちゃん、どこでそれを仕入れてきたのかわからないのだけど。

あなたの近くの大判焼き屋さんには、大判焼きの栗クリーム味、ございますか?

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