みなさんは気づいていただろうか。
春のコンビニエンスの冷やし中華って麺にやる気があって、スープが引き締まってる感じがすること。
ずっと、僕は若いころから、春のコンビニエンスの冷やし中華がうまいと言い切ってきた。
それに比べて夏のコンビニエンスの冷やし中華は少しサッパリしていて、春に食べた冷やし中華となんか違う感じだ。
実は、図書館でコンビニエンスの商品についてレビューしてある書籍を眺めていたら、衝撃的な事実が発覚した。
コンビニエンスの冷やし中華は、季節によって味を調整している。
春モデルは比較的、しょうゆ味のスープもゴマダレ味もわずかにこってり感あり。
夏モデルは、消費者の味覚がシフトすることから、こってりからさっぱり味にシフトしている。
しょうゆ味のスープは、チキンのうま味を強調し、レモン果汁を増やして酸味を効かせている。これにより、さっぱりとした味わいに仕上がっている。
ごまだれ味のスープは、リンゴ果汁を増やす一方で、砂糖を減らして甘味を押さえていて、爽やかな味わいにしている。
春モデルから夏モデルに移行するタイミングは、だいたい5月から6月にかけて気温が30℃になってきて、人々が夏を意識して着る服も薄手になってくるころ。
早くて3月くらいからコンビニエンスに出現する冷やし中華。春モデルと夏モデルで味が違っていたなんて。やっぱり、僕は春モデルを推す。