アルプスの少女ハイジの名場面と言えば、
一般的には第50話「立ってごらん」でハイジが『クララが立った!』と喜ぶシーン。
(足の不自由な少女クララが立ちあがったシーン。クララはビタミンD欠乏症くる病だったと考えられていて、脚の骨形成不全とと筋力低下により立てなくなり、歩こうとして転んだことがトラウマとなり自分の足で立つことを止め、ふだんは車いすを使用している。)
なのだが、僕的には
第25話「白パン」のシーン。
このエピソードは、ハイジが8歳のとき、親戚のデーテおばさんに騙され無理やりフランクフルトの大豪商ゼーゼマン家へ連れていかれ、厳しい躾(しつけ)を受ける生活を強いられることになった。
実は、足の不自由な少女クララの遊び相手として、この家に引き取られていた。
なかなか友達のできないクララの遊び相手を探していたゼーゼマン家の執事のロッテンマイヤー女史の知らせを聞いた親戚のデーテおばさん。おじいさんと暮らしていたハイジを騙して無理やり連れていき、この家にハイジを置き去りにした。デーテおばさんは、この時、紹介料欲しさのための犯行だった。
そしてハイジがこの家で暮らすことになって、しばらくしたある日、ロッテンマイヤー女史は、ハイジの部屋を調べると、そこにはたくさんのカビた白いパンが隠してあった。
ハイジは白いパンを幼馴染のペーターのおばあさんに食べさせてあげるために、毎日の食事のパンを隠し持って部屋にためていたのだ。
そこでハイジは泣き崩れるという名場面。何度見返しても泣ける。
この場面、僕が見たのは、小学生の時の夕方のテレビの再放送だったんだけど、
なんか、テレビを観ながらハイジに共感して同情して泣き崩れたの覚えてる。
ハイジのピュアな部分が何とも言えない、ハイジが僕なら自分でもこれやったかもみたいに感じて大号泣だった。
そして、ハイジは、この厳しい躾(しつけ)の生活で夢遊病になる。
ただ、「クララが立った!」ていうのが名場面過ぎて、いままでずっと細かすぎて誰にも伝わらなかったので、いつかこの場面のわかる人にこのことを発表したいと思っていたので、今回の記事での投稿となった。
ヤバイ、この記事を書いている今も思い出し泣き。
アルプスの少女ハイジは、Hulu(フールー)で公開中。