オモシロ記事工場のワタナベミツテルがお送りする月刊セレクト・オレスペシャルは厳選音楽プレイリストです。
Spotifyのプレイリストと楽曲のYoutube動画と解説をご用意しました。
Spotifyのプレイリスト(移動用)はこちらです。
Spotifyは、音楽やポッドキャストが聴き放題になるサービスです。
スマートフォンやパソコンにアプリをインストールすることで、世界中の様々なジャンルの音楽や、興味深いポッドキャストを好きなだけお楽しみいただけます。
広告が入る代わりに無料で利用できるプランと、広告なしでオフライン再生なども可能な有料のプレミアムプランがございます。ご自身のライフスタイルに合わせてお選びいただけますので、もしよろしければ一度お試しになってみてはいかがでしょうか。
Youtube動画と解説(お部屋でじっくり用)は以下です。
①fallin’ by Ghost like girlfriend
Ghost like girlfriend の「fallin’」は、彼の代名詞ともいえる美しいファルセットボイスが最大限に活かされた一曲です。透明感のある歌声が、浮遊感に満ちたサウンドスケープと見事に溶け合っています。日常の喧騒から離れて、心の中で静かに考える時間をくれるような心地よさがあります。
内省的な歌詞は、私たち自身の心の奥底にある感情や葛藤にそっと触れてくれるでしょう。アコースティックギターと電子音が織りなす繊細なアレンジも聴きどころです。一日の終わりに、静かに耳を傾けたい、そんな一曲です。
②パワーポップソーダ by peanut butters
peanut butters の「パワーポップソーダ」は、まさにそのタイトルが示す通り、聴く人の心を弾けさせるようなパワーポップチューンです。一度聴いたら忘れられないキャッチーなメロディーラインと、疾走感あふれるバンドサウンドが特徴。彼ららしい遊び心と、ポップミュージックへの愛情が随所に感じられます。
エネルギッシュなギターリフと爽快なボーカルが一体となり、聴く人の気分を高揚させてくれます。落ち込んだ時や、気分転換したい時に聴けば、きっと元気をもらえるはず。炭酸飲料のようにスカッと爽やかな、最高のポップソングです。
③想|像 by NIKO NIKO TAN TAN
NIKO NIKO TAN TAN の「想|像」は、彼らの音楽における尽きない探求心と独創性を存分に感じられる楽曲です。予測不可能な楽曲展開と、ジャンルに囚われない自由なサウンドメイクが特徴。聴き始めたら最後、彼らの織りなす音の迷宮に引き込まれてしまうでしょう。
ボーカルの表現力の豊かさも際立っており、楽曲の持つ深みをさらに増しています。ジャズ、ロック、エレクトロニクスなど様々な要素が混じり合いながらも、見事にNIKO NIKO TAN TANの世界観を構築しています。新たな音楽体験を求める方に、ぜひおすすめしたい一曲です。
④火傷に雨 by 君島大空
君島大空の「火傷に雨」は、彼の持つ唯一無二の音楽性が凝縮された傑作と言えるでしょう。繊細かつアグレッシブな君島大空のギタープレイは、聴く人の心に深く刻み込まれるはずです。そして、彼の紡ぎ出す叙情的な歌詞と、どこか憂いを帯びた歌声が、楽曲の世界観をさらに深めます。
音の隙間にある感情や、言葉にならない想いを表現する彼の才能には舌を巻きます。痛みを伴うような感情と、それを優しく包み込むような美しさが同居しており、聴き終えた後も余韻が残ります。彼の音楽の真髄に触れたいなら、この曲は必聴です。
⑤ラヴぃ by RIP SLYME, Quruli
RIP SLYME と くるり、日本の音楽シーンを代表する二組が奇跡的な融合を果たした「ラヴぃ」。RIP SLYME の軽快でユーモラスなラップと、くるりならではのメロディアスで温かいバンドサウンドが絶妙なハーモニーを奏でています。異なるジャンルのアーティストが互いの個性を尊重し、高め合っているのが伝わります。
楽曲全体に漂う陽気でリラックスしたムードは、聴く人を自然と笑顔にさせてくれます。日常の何気ない瞬間に、そっと寄り添ってくれるような親しみやすさも魅力。ジャンルの壁を軽々と飛び越え、音楽の楽しさを再認識させてくれる、そんな特別なコラボレーションソングです。
⑦HURTS by Homecomings
Homecomings の「HURTS」は、彼ら特有のノスタルジーと、どこか切ないメロディーが心に染み渡る一曲です。ボーカル畳野の優しく包み込むような歌声は、聴く人の心に深く語りかけます。まるで、過ぎ去った青春の日々や淡い記憶が、目の前に蘇ってくるような感覚を覚えます。
ギターのアルペジオが織りなす繊細なサウンドスケープと、温かみのあるバンドアンサンブルが楽曲全体を彩ります。喜びだけでなく、痛みや悲しみといった感情も優しく肯定してくれるような、そんな包容力のある音楽です。感傷的になりたい夜に、静かに浸りたい一曲となるでしょう。
⑧Ballet Mécanique by YAKUSHIMARU Etsuko, Yoshinori Sunahara
やくしまるえつこと砂原良徳という、日本の実験音楽シーンのアイコン(象徴)が作り上げた「Ballet Mécanique」。この曲は、単なる音楽作品ではなく、まるで一つの現代アートのような存在感を放ちます。予測不可能な電子音と、複雑に絡み合うリズムが、聴く人の想像力を刺激し、新たな音の風景を描き出します。
二人の類稀なるセンスが、緻密に計算された音響空間の中で衝突し、そして調和しています。従来の音楽の枠に囚われない自由な発想と、それを具現化する高い技術力には脱帽です。聴けば聴くほど、その深淵な世界に引き込まれていく、挑戦的でありながらも中毒性のある一曲です。
⑨Juice by くるりとリップスライム
くるりとリップスライムによる「Juice」は、前作「ラヴぃ」に続く、両者の良好な関係性を示すコラボレーション楽曲です。前作と同様に、くるりのメロディセンスとリップスライムの軽快なラップが融合し、聴く人をハッピーな気分にさせてくれます。よりグルーヴィーで、体を揺らしたくなるようなダンサブルな仕上がりになっています。
日常の小さな喜びや、何気ない瞬間を切り取った歌詞は、聴く人の共感を呼びます。爽やかで親しみやすいサウンドは、ドライブ中やリラックスしたい時にぴったり。両者のアーティストとしての懐の深さと、音楽を楽しむ姿勢が伝わってくる、まさに「ジューシー」な一曲です。
⑩STAR FRUITS SURF RIDER by 青葉市子と妖精たち
青葉市子と妖精たちによる「STAR FRUITS SURF RIDER」は、Corneliusの名曲を青葉市子流に再解釈した、心温まるカバー曲です。彼女の持つ透き通るような歌声と、アコースティックギターを基調としたミニマルなアレンジが、原曲の持つ浮遊感をさらに引き立てています。まるで、夢の中を漂っているかのような幻想的な世界観が広がります。
「妖精たち」のコーラスワークも絶妙で、楽曲にさらなる奥行きを与えています。夜空に輝く星々や、穏やかな波打ち際を連想させるような、優しく包み込むサウンドは、聴く人の心を解き放ってくれるでしょう。静かに目を閉じて、その美しい音の世界に身を委ねたくなる、そんな癒しの一曲です。