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オモシロ記事工場:Re:vision 6.0
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月刊セレクト・オレスペシャル特別篇「眠りの森の春祭り」2026年2月号

2026 2/28
月刊セレクト・オレスペシャル
2026-02-28

すっかり、うっかりしておりました。春の足音が、もうすぐそこまで聞こえてきているというのに。

ワタシとしたことが、毎月欠かさずお届けしておりましたプレイリスト集「月刊セレクト・オレスペシャル」の存在を、危(あや)うく綺麗(きれい)に忘れ去り、あわや落としてしまうところだったのです。

ほんの少しだけ言い訳をさせていただくならば……実は、当「オモシロ記事工場」が迎える3年目の節目、その大型アップデートが来る4月15日に控えておりまして、すっかりそちらに全力を費やしておりました。

――とはいえ、ここで「2月・3月合併号」などと都合よくお茶を濁すワタシではございません。

本日は2月の最終日。今回は月末滑り込みの「2月号ギリギリセーフ号」として、いつもとは少しばかり趣向を変え、特別篇『眠りの森の春祭り』として公開することにいたしました。

もちろん、音楽の森をご案内するライナーノーツの執筆は、わたくし、ワタナベミツテルがお届けいたします。

No.アーティスト名曲名
1青葉市子いきのこり●ぼくら
2ハンバート ハンバートぼくのお日さま
3カネコアヤノ祝日
4優河めぐる
5折坂悠太朝顔
6ceroOrphans
7ハナレグミ深呼吸
8星野源くだらないの中に

1.青葉市子 – 「いきのこり●ぼくら」

クラシックギターの弾き語りで、童話のような独自の世界観を築くシンガーソングライター。繊細なアルペジオとウィスパーボイスが、あっという間に聴く者を「眠りの森」の入り口へ誘います。MVの不思議で美しいアニメーションも相まって、現実から夢の世界への橋渡しにぴったりな一曲。強ばっていた心も、この透き通るような声で優しくほぐれていくはずです。春の夜の澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込むような、静かなお祭りの幕開けです。

2.ハンバート ハンバート – 「ぼくのお日さま」

佐野遊穂と佐藤良成によるアコースティックデュオで、温かくも芯のあるハーモニーが魅力です。ぽかぽかとした春の陽だまりをそのまま音楽にしたような、日常のささやかな幸せを歌った名曲。素朴で優しいメロディを聴きながらMVを眺めていると、思わず口角が上がり微笑んでしまうような温もりがあります。沈んだ気持ちをすっかり忘れさせてくれる、安心感に満ちた心地よい日向ぼっこの時間を提供してくれます。

3.カネコアヤノ- 「祝日」

力強くも繊細な歌声と、日常の機微を捉えた歌詞で多くの支持を集めるシンガーソングライター。ホームビデオのようなざらっとした質感のMVが、たまらないノスタルジーと安心感を与えてくれます。「お腹が痛い時に手当てをしてくれる」ような、大切な人を想う等身大の優しさが詰まった楽曲。休日の前夜に、お布団の中でゴロゴロしながら聴くのに最高のBGMで、明日への期待を膨らませながらリラックスした気持ちにさせてくれます。

4.優河 – 「めぐる」

深海のように深く、そして優しく包み込むような唯一無二の歌声を持つシンガーソングライター。透明感あふれる歌声と、夜から朝へと向かうような美しい映像美が見事にマッチした一曲です。まるで深い森の泉のほとりで、静かに水を眺めているような落ち着きをもたらしてくれます。深く腰を掛けて映像を眺めているだけで自然と呼吸が深くなり、まぶたが重くなってくる、一日の疲れを優しく洗い流してくれる魔法のような時間です。

5.折坂悠太 – 「朝顔」

独特の歌唱法と、ジャンルを越境したボーダレスな音楽性で聴く者を魅了するシンガーソングライター。どこか懐かしく温かみのあるメロディと、生活の息遣いが感じられるMVが心に沁みます。力強くも優しい彼の歌声は、夜の森のお祭りでパチパチと燃える焚き火のように、冷えた心をじんわりと温めてくれます。少しだけセンチメンタルになりそうな夜も、この曲がそっと寄り添い背中を撫でてくれるような安心感があります。

6.cero – 「Orphans」

多彩な音楽的バックグラウンドを持ち、洗練された上質なポップミュージックを奏でるバンド。影絵を使ったMVがとても幻想的で、まさに「夜の森のお祭り」のピークを彩るのにふさわしい雰囲気です。ゆったりと揺れるような極上のグルーヴは、暗闇の中で小さなランタンの光を眺めながら微睡んでいるような心地よさ。ベッドの中で少しだけ体を揺らしながら、おとぎ話の世界に迷い込んだようなロマンチックな夢へと向かっていけます。

7.ハナレグミ – 「深呼吸」

永積崇によるソロユニットで、その温かくソウルフルな歌声は日本中を優しく包み込んできました。日常のふとした瞬間を切り取ったゆったりとした映像と、肩の力が抜ける優しいリズムの連続です。色々なことがあった一日の終わりに、タイトルの通り深く「深呼吸」するためのセラピーのような楽曲。焦らなくてもいい、そのままのペースでいいんだよと教えてくれるこの曲を聴き終わる頃には、心地よい眠気が訪れているはずです。

8.星野源 – 「くだらないの中に」

音楽家、俳優、文筆家と多岐にわたり活躍し、日常の機微をポップに昇華する国民的アーティスト。弾き語りのシンプルな構成と、温かみのある光の中で歌うMVが印象的な究極のラブソングです。「首筋の匂いがパンのよう」というような、大切な人との何気ない時間を愛おしく思える歌詞が胸を打ちます。春祭りのフィナーレを飾る最高の優しい子守唄で、読者の皆さんも間違いなく穏やかな笑顔のまま「おやすみ」が言えるでしょう。

🌙さて、2月末に滑り込みでお届けいたしました今回の特別篇『眠りの森の春祭り』。

今宵は、皆さまがそれぞれの夜に、安心して眠りの森へ迷い込めるよう、特別に2つの入り口をご用意いたしました。


ひとつは、世界有数の音楽配信プラットフォーム「Spotify」のプレイリスト。


そしてまたもうひとつは、皆さまお馴染みの、Googleの動画配信サイト「YouTube」の再生リストでございます。

どちらの扉も、無料で開いていただくことができます。

お布団の中でじっくりと音の波に浸りたい夜も、ぼんやりと温かい映像を眺めたい夜も、どうかその日のご気分に合わせて使い分けてみてください。

なんとか春の足音に間に合ったこのささやかな音楽の宴が、皆さまの穏やかな眠りのお供として、末永く愛されることをワタシは願っております。

それでは、今宵のオモシロ記事工場はこれにて閉館といたしましょう。来月のオレスペシャルこそは、うっかり忘れることのないよう気を引き締めてまいります。

皆さま、どうぞよい夢を。ワタナベミツテルがお送りいたしました。

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