【エッセイ】白湯を嗜む刻(さゆをたしなむとき)。#28 僕が素敵なダンボールを貰って、部屋に飾った刻。【さゆとき】

世の中には、素敵でお洒落なダンボールというものがある。

例えば、サントリーの烏龍茶の段ボールだったり、CCレモンの段ボールだったり、それをお部屋に飾っておくだけで、雰囲気が良くなるものがある。

僕が巷のジャスコ(あれは、イオンではないジャスコだ)で、新宿中村屋の和菓子かお煎餅の類を売っていた売店のご自由にお持ちくださいコーナーの段ボールを見たとき、僕のハートは踊ってしまった。

「餅あそび3号」

このネーミング、やばい、部屋に飾りたいと、おうちに持ち帰った。

残念ながら、「餅あそび」というお菓子は、現在は存在してないらしく、ネットの隅から隅まで調べてみたが、どのようなものだったかは存じ上げていない。

いいフォントを使っているし、ネーミングもしっかりしているし、僕のベスト・オブ・ダンボールのナンバーワンだった。

いつの日にか、カレーライスをこぼして、飾っておけなくなったのだが。

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