最近、僕は44歳になり、自由を手に入れた感覚と孤独な感覚と、欲しいものは手に入れた感覚とまだ足りないものがあるような気がして混沌(こんとん)としている。
ただ、いまから方向チェンジをして、断捨離してミニマリストになろうとは思わなく、マキシマムにもミニマムにもどちらにもならずにミディアムでいいのかなと考えた時に、タイムデザインという概念(がいねん)を知った。
難しいことではなかった。僕にはプラスになった言葉がある。フリーランスなら、フレックスな時間の使いかたをすべきという新しい考え方を得られたので。
タイムデザインをするための糸口をみつけよう
「時間がない!」「やりたいことがたくさんあるのに時間が足りない!」こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解決するヒントとなるのが、「タイムデザイン(時間設計)」です。
タイムデザインとは、自分にとってより良い時間の使い方を設計し、実践していくことなので、他の人の考え方ではなく、自分の考え方を優先することが大切です。
ライフスタイル | タイムデザインのポイント |
---|---|
忙しい会社員 | 早朝に起き、朝の時間を有効活用する、タスク管理アプリを使う、休憩時間にリフレッシュする |
学生 | 時間割を立て、勉強時間と休憩時間を明確にする、グループ学習を取り入れる、趣味の時間も確保する |
フリーランス | フレックスタイム制を活用する、集中できる時間帯を見つける、目標を立てて定期的に見直す |
子育て中のママ | 子供のスケジュールに合わせて自分の時間を確保する、家事を効率化する、他のママ友と協力する |
1. 自分の時間の使い方を可視化する
まず、今の自分の時間の使い方を把握することが大切。
- 1週間の時間の使い方を記録する: 1日の時間を細かく記録し、何にどれくらいの時間を使っているのかを可視化しましょう。
- 記録した内容を分析する: 記録したデータをもとに、時間の使い方にどのようなパターンがあるのか、どこに時間があいているのか、どこにもっと時間を使いたいのかを分析します。
- 自分の価値観と照らし合わせる: 時間の使い方と、本当に大切にしたいこと(価値観)が合致しているかを確認します。
ざっと書いたが、これは難しいことではなく、いまの生活を少しだけパターン化した自分の時間の使いかたを記録する。誰かに自慢するためではないので、きっちりとも書かなくていい。
一般的な忙しい社会人のタイムライン例
平日
- 5:00~6:00: 起床、身支度
- 6:00~7:00: 朝食、通勤準備
- 7:00~9:00: 通勤
- 9:00~12:00: 午前中の仕事
- 12:00~13:00: 昼食、休憩
- 13:00~17:00: 午後の仕事
- 17:00~19:00: 通勤、夕食準備
- 19:00~21:00: 夕食、家事
- 21:00~23:00: リラックス、趣味、学習など
- 23:00~5:00: 睡眠
休日
8:00~10:00: 起床、朝食
10:00~12:00: 掃除、買い物など
12:00~13:00: 昼食
13:00~17:00: 趣味、友人との時間、休息など
17:00~19:00: 夕食準備、夕食
19:00~23:00: リラックス、趣味、学習など
23:00~8:00: 睡眠
だいたいを把握する。
そして記録した生活での時間の使いかたをどんなパターンがあるのかを眺められるようにすることが必要で、それができれば多少の時間調整などができるので、その調整を多少してみる。
会社や社会での時間は、会社や社会での時間の価値観がぞれぞれ違うのだけど、それ以外自分の時間と設定するなら、本当に大切にしたいこと(価値観)を少しだけ考えてみる。
2. 理想の1日をイメージする
次に、理想の1日を具体的にイメージしてみる。
・優先順位をつける: 目標を達成するために、優先順位の高いものから順に並べます。
・どんな1日を過ごしたいか: 1日の終わりに「充実した一日だった」と思えるような理想の1日をイメージする。
・具体的な目標設定: イメージした理想の1日を達成するために、どのような行動が必要か、具体的な目標を設定する。
目標は高いものを持たなくていい。僕の場合は、「このままの生活を維持して楽しくするためには」である。
時間のかかること、チカラのいること、頭を使わないといけないことの類(たぐい)は優先的集中して取り組んで、以降その作業は、しなくてもいい作業になったりするし、定期的な作業になっていく。
3. 計画を立てる
理想の1日を実現するために、具体的な計画を立てる。
休憩時間をしっかりとる: 集中力を維持するために、適度な休憩時間を計画に組み込みます。
時間割を作る: 1日のスケジュールを細かく計画します。
柔軟性を持たせる: 予定通りに進まないことも考慮し、柔軟性を持たせた計画にします。
計画をがっちり達成できるようなことは、日常生活ではあまりなく、急な用事やアクシデントはつきものなので、ゆるく柔軟性を持たせて、リラックスして実行できるように。
4. 実行と見直し
- 計画を実行する: 立てた計画を実行に移します。
- 振り返りをする: 毎日、または週に一度、計画通りに進んでいるか、改善点はないかなどを振り返ります。
- 計画を修正する: 必要に応じて、計画を修正します。
あくまでも完璧を目指さない。完璧は嬉しい、完璧は素晴らしい。だけど、完璧を目指すあまり失うこともあり、見えてこないこともある。
5. 継続する
- 習慣化する: タイムデザインを習慣化するために、毎日少しずつでも続けることが大切です。
- モチベーションを維持する: タイムデザインを続けるためのモチベーションを維持するために、ご褒美を設けたり、仲間と共有したりするのも良いでしょう。
つづけられない目標は、自分には高すぎる。継続できてこその目標達成で、習慣化できる。
タイムデザインを成功させるためのヒント
- 小さなことから始める: 全てを一気に変えようとするのではなく、小さなことから始めて徐々に習慣化していくことが大切。
- 具体的な行動に落とし込む: 抽象的な目標ではなく、具体的な行動に落とし込むことで、目標達成に近づきやすくなる。
- 柔軟に対応する: 予定通りに進まないこともあり、柔軟に対応することが大切。
- 周りの人に協力してもらう: 家族や同僚(仲間)に協力してもらうことで、よりスムーズにタイムデザインを進めることができる。
他のすごい人からしたら、そんな小さなことを計画にして習慣化しているの?と言われがちですが、その人はそれをやらないのでわかっていないだけなので、自分の中に秘めておくのも作戦です。
おすすめのツール
- 時間管理アプリ: Toggl、Trelloなど、タスク管理や時間計測ができるアプリを活用することで、より効率的に時間管理を行うことができます。
- 手帳: 手帳に計画を書き出すことで、視覚的に確認でき、モチベーションを維持することができます。
ぼくは、よくTrelloを使っています。紙の手帳も使います。
様々なライフスタイルに合わせたタイムデザインの事例
ライフスタイル | タイムデザインのポイント |
---|---|
忙しい会社員 | 早朝に起き、朝の時間を有効活用する、タスク管理アプリを使う、休憩時間にリフレッシュする |
学生 | 時間割を立て、勉強時間と休憩時間を明確にする、グループ学習を取り入れる、趣味の時間も確保する |
フリーランス | フレックスタイム制を活用する、集中できる時間帯を見つける、目標を立てて定期的に見直す |
子育て中のママ | 子供のスケジュールに合わせて自分の時間を確保する、家事を効率化する、他のママ友と協力する |
まとめ
タイムデザインは、自分の人生をより豊かにするためのツールです。この記事を参考に、あなただけのタイムデザインを始めてみましょう。
あなたに合った時間デザインを見つけるためには、具体的な行動が必要です。