エッセイ『パスタと共に去り行く。』第3話 キャン、キャン、キャンロップ、カクテルキャンディー、キャンロップ。

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キャン キャン キャンロップ カクテルキャンディー キャンロップ。

気づけば、僕は小学校1年生の頃、授業の合間(あいま)の20分の空き時間に、女子に混ざってゴム飛びをしていた。

ゴム紐(ひも)をまたいで遊ぶ謎(なぞ)の遊びだった。

男子はドッヂボールをグラウンドで上級生に混ざって行っているのに対して、僕はドッヂボールが苦手だったので、最初は一人で校庭の日陰の大きな石をひっくり返すのが、20分の空き時間の日課だった。石をひっくり返すとダンゴムシが出てきて、楽しかったのだけど。

いつしか、上級生の女子に混ざってキャンロップのゴム飛びをマスターしていた。

いまでも、なんとなく覚えている。

最初のキャンで、左足をゴムにひっかけ、次のキャンでまた足を戻し、その次のキャンロップでまた左足をゴムにひっかけ、カクテルキャンディでまたひっかけたり足を戻したり、キャンロップでまたひっかけたり元に戻したり、最後に左足のつまさきで3回トントントンとする。

そうだったような記憶がよみがえった

それができたから何なんだろと、謎(なぞ)に思っていたし、キャンロップって何?って思っていたし、ただ、遊びに加わってみると、クリアできねーの。

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で、クリアできたかと思えば、じゃあ次と、最初は両サイドの人が足首の位置でゴム紐をひっかけていたのだけど、膝(ひざ)のあたりに、飛び越える高さのハードルが上がり、それをキャン、キャン、キャン、キャンロップ、カクテルキャンディ、キャンロップ、最後にトントントンとまた繰り返して、ゴム紐のハードルも肩までいったりして、肩まで行くとプレーヤーは肩手を使えるルールに変わるんだけどリズムに合わせてゴム紐を飛んでいく遊びとして、楽しさが分かった瞬間がくる

ただ、それを楽しかった記憶として、中学校の時によく遊ぶグループの友達に楽しそうにしたら、「それ、女子だけの遊びだったじゃんねー」と笑われた。

それ以来、キャンロップの話は、封印していたのだけど。

本日解禁。

キャンロップって何?

つづく

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