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乳母車に乗って酒場まで

【エピソードトーク】名古屋の電機街で美人局に誘われた話。

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名古屋の電機街と言えば大須

美人局(つつもたせ)に誘われて、キレイなオフィス的な事務所に誘われ、展開が怪しくなってきたから、「怖い怖い」と訴えながら、逃げて帰ってきた話をする。

それはちょうど、10年前の話

パソコンのグラフィックボードをツクモ電機の紙袋に入れて、大須の街から帰ろうとしていた時

アンケートです。ふふっ。よろしかったら、お時間いただけませんか?

(暇だし、アンケートが何かの役に立つなら。)

心のスキマに入ってきた一人の女性B子(以下B子)は、僕の好みのスーツ女子だった。

何のための何に生かされるか分からないアンケートに「 Yes or No 」をチェックして、住所と携帯番号を書いた。

「笑顔が素敵ですね。何かご趣味でお買い物ですか?」

この切り口がきっかけで、ベラベラと趣味の音楽のSwedish Popのことまで僕は話していた。

そして、電車で帰宅後、夜20時に携帯が鳴った。

「今日は、アンケートのご協力ありがとうございました 。 B子と申します 。 ワタナベさんとは 、 気の合う会話ができて 、 楽しかったです 。 」

「私の会社は、車のアクセサリーなどを扱っている会社です。今後、商品開発のプロジェクトにワタナベさんのご意見を貰いたくて、近日お会いできないでしょうか?」

(まあ、僕でよかったら。)

一か月以内にまた大須に行く予定があることを告げると、

「一か月後の日曜日の13時に、今日お会いした大須の商店街のアーケードの入り口でお会いしませんか?」

(その日なら、まぁいいか。)

その後、携帯のメールが入り、

「ありがとうございました(^_-)-☆ これからも、たまにメールしますので、お友達感覚でよろしくお願いします。おやすみなさい。」

(お友達か。それならいいか。)

その後、メールが週に1回か2回入り、4週目の日曜日には何回もメールをラリーしていたので、僕がどんなキャラかはB子は何となく把握していた。

約束の当日。やはり、スーツ姿のB子は大須のアーケードの入り口で待っていた。

ちょうど秋口だったか、少し汗ばんだので近くのアイスクリームショップに僕は誘い、 「アイス食べてから、オフィスに行こうか?」と僕から切り出していた。

当時の携帯のカメラで写真も撮ったくらいお互い軽いノリで、アイスクリームを食べてから、B子のオフィスへ向かった。

名古屋・栄のデカいビルの3階に案内され、すでにお仕事仲間のスーツ男子が私服の女性と会話をしていた。

その私服の女性の服のブランドはジャニーズファン御用達で有名なブランドだった。

まるで喫茶店の一室のような作りで、席へと案内された。

いつ、車のアクセサリーの話になるかと思いきや、B子が胸元につけているダイヤのアクセサリーの話になった。

「ワタナベさんは、彼女か、狙っている女の人はいるの?」

(いや、いない。半年以内に失恋したばかり。)

「それなら、いまから話す、この話を一つのプランとして聞いてほしいの。」

「いまの時代は、男性も女性も胸元のオシャレとして、ダイヤを身に着ける時代になったの。」

「そして、そのダイヤのネックレスを気になる異性の前で、ずっと付けている。ある日突然、 指輪に加工して渡すと、異性は、大切なものを私のために...って心をゆるすわ。そこでプロポーズをするの。」

と、商品カタログを見せられ、ダイヤの石の歴史からダイヤの石の手入れの方法まで話をされると、僕は気づいてしまった 。

(奥の席のジャニーズファン、男子にメロメロモードで、契約書にサインしようとしている。)

もうここで、僕はすべてが分かり、首を立てに振る仕草や曖昧な返事をしないようにして、

「じゃあ、このプランに賛同して貰えるなら、プランと一緒にダイヤを買ってほしい。」

ここから、僕は要らない、怖い、帰ると3回口にして、席を立とうとすると、

40~50代のアルマーニ系のスーツのオッサンが現れて、

最初は揉み手で

「ワタナベさん、お願いですよ~。婚約指輪を事前に用意するとしたら、安い買い物ですよ。 うちでローンも組めますし。36回払いでいけますよ。」

次第に圧がかかった口調になり、

「うちの会社もお客さんがいなきゃ、B子にも給料払えなくてねぇ~。」

そこで僕はそのオッサンの口調に歯止めがかからなくなると、脅迫になると思い

相手の口元に手をかざして、アメリカでは「黙れ」のジェスチャーであるマーマーのアクションで、席を立とうとした。

オッサンもそれ以上やったら、商売上イケナイ範囲を越えてしまうことを認めたのか、B子に外まで送ってやってと促した。

エレベーターを下っている最中、B子は

「私と彼女にでもなれると思った?」

と聞いてきたり、

「どこから、怪しいと思ったの?」

などと聞いてきたので、僕はダンマリを決め込んでずっと目を合わせなかった。

そして、外に出るとB子が地下鉄の駅まで送ると言ってきたので、

僕が生きている中で一番怖い顔と声でもういいからと告げ、ダッシュで泣きながら駅まで走って逃げた 。

ここで、いまのようなスマホ社会ならば、電車に乗りながら検索ワード「ダイヤ 名古屋 商法」で調べたかもしれないが、ガラケーの時代だったので、それもままならず。

この文章を書いている今、やっとカラクリがわかった気もする。

B子は大須を縄張りとしているダイヤを売りつける商法の美人局グループで、アンケートと偽り、個人情報の収集と良いカモを探していた。

そこに、ツクモ電機の紙袋を下げた僕こと、ターゲットのカモが現れ、B子のいつもの手口で電話攻撃やメールで誘惑して、アポにこぎつけ、いつもの流れになっていった。

これが、10年前の美人局の手口で王道みたいだけど、最近の美人局って、体の関係作ってホテルを出たら、男性グループに囲まれて、「この子未成年だから、警察行く?お金払う?」のパターンらしくて。

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