2023年10月30日(月) の21時のネットニュースで沸いた、「SASUKEが2028年ロサンゼルス五輪で正式採用」のニュースから1週間。
ラジオやテレビで散々盛り上がった内容だけど、改めて、情報を整理して僕のオモシロ視点で、考えてみる。
気づかないうちに、日本のお茶の間から飛び出して、世界のエンターテイメント競技になっていた。
SASUKEは、1997年にTBSの人気番組『筋肉番付』のスペシャル企画として、スタートし、『筋肉番付』の番組終了移行も独立番組として、放映された。
主なルールは、毎回100人が出場し、1nd・2nd・3rd・FINALの4つのステージに分かれた障害物をアクションゲームのようにクリアし、最後まで脱落することなく巨大フィールドアスレチックの『鋼鉄の魔城』の中で完全制覇を目指すことを目的として競技が繰り広げられる。
40代以上の方に簡単に説明するならば、TBSの番組の『風雲たけし城』を進化させた視聴者参加型の番組で、筋肉番付から派生したように、肉体自慢の選手が、競い合い、有名になっていくのも番組の魅力の一つだ。番組は『名もなきアスリートたちのオリンピック』をテーマとして掲げている。
そんな、テレビ局で話題の1つの番組が、2005年に香港で放映されたのを皮切りに、日本国外でも放映され人気を博した。
アメリカでは2006年にケーブルテレビ向けのチャンネルG4で深夜帯の枠で放送を開始したが、すぐに人気を集めて、半年後の2007年4月にはプライムタイムと呼ばれる、19時~23時の時間に放送されるようになった。
2011年5月には、当時マレーシア国民の30歳以下の男女の半数が肥満という問題を抱えていたことに端を発し、「健全なる青少年の育成」を国策の一つとして青年スポーツ省が、国家を上げて支援するプロジェクトとして、現地のスタッフによって製作されるようになった。
番組の仕掛けもワールドワイドに愛される作り。
任天堂のスーパーマリオの横スクロールの感じをイメージして作られたという製作秘話も残っているとおり、世界でヒットしたスーパーマリオだけに、どこの国でも受け入れられる番組スタイルであった。
2011年4月には、4大地上波ネットワークの一つであるNBCテレビで放映された。これは2011年3月に悲しくも日本で起こった東日本大震災の復興支援のために、日米の放送局が手を組んだことにもよる。
2014年に体操選手のケイシーが女性選手として初めて予選を完全制覇したことがSNS上で話題になった。2016年にもラスベガスで開催された決勝で、女性選手のジェシーが第1ステージを突破した快挙をNBCの公式サイトにアップロードしたところ、4日で1億回の再生を突破した。
いや、これ、もう5年後の話なんで、今からTBSは社運を掛けて放映権の取得に名乗りでて、ケインコスギとか、番組のコメンテーターに抜擢したら、盛り上がることは必至。
TOKYO2020のスケボーの解説で人気を博した「やべぇ」「ゴン攻め」「ビッタビタでしたね」のプロスケートボーダーの瀬尻稜選手で盛り上がったコメント発信力とかを超える番組作りを期待する。狙ってできることじゃないけど。