『ハナノヒカリ』を求めて歩く。お彼岸の夜に、爛漫(らんまん)と咲いたヒガンバナ。ハナノヒカリプロジェクト2023

ハナノヒカリプロジェクト2023

近所で秋祭りが開催された。

愛知県半田市岩滑地区で毎年開かれている、『ごんの秋祭り』の目玉企画『ハナノヒカリプロジェクト』の催しを観てきた。

令和のウィルス騒動から4年ぶりに開催されるこのイベント。

愛知県半田市は童話『ごんぎつね』で有名な作家の新美南吉さんの生まれた地域で、南吉さんはその後、安城市で大成された。

その『ごんぎつね』の舞台ともなった岩滑地区で毎年秋祭りが行われている。

https://www.handa-kankou.com/event/13145


南吉さんの童話は、動物や地域の子どもたちや現在も面影の残る地域の風景をもとに描れている。

新美南吉さんはペンネームなので、本名は渡辺正八。地域のつながりを辿れば、どこかでご先祖様が近しい存在なので、ワタナベミツテルは新美南吉さんを他人ごとに考えていない。

その南吉さんの描いた童話の風景に、矢勝川(やかちがわ)という川があり、その矢勝川に毎年お彼岸の時期に咲くヒガンバナは、風物詩として知られている。


そして『ハナノヒカリプロジェクト』はその盛大に咲くヒガンバナの光景をライトアップして、鮮やかに魅せるイベントとして、多くのファンを得ている。

今年は、この祭りを盛り上げるべく、半田市岩滑地区の2台の山車(だし)、八幡車、御福車が初参加。小太鼓のテコシャンという音とドンドンという大太鼓の音と、ピーヒャララと笛の鳴る音でにぎやかだった。

そして、楽しくワイワイする若衆や観衆の声など。

今年の夏は、地球沸騰化という言葉がささやかれたくらい、暑かったので、少しだけ花の数は少なかった。

例年なら涼しくなる頃に咲き始めてお彼岸のこの頃に満開になって一面に赤い絨毯のような光景が見られるのだが、暑さのせいでギリギリ咲いたといったところか。

これからが見ごろといった感じだ。ライトアップは明日(9/24日曜日)まで。

ただ、この祭りの参加者は、意外に多く、僕もこのような秋祭りに参加したのも久しぶりだったので、ココロが踊った。

キッズがヒカリとともに戯れる光景も、良いかなと思った。


天気や地域の兼ね合いで試行錯誤が続くと思うが、地域の行事として『ハナノヒカリプロジェクト』を今後も見守っていきたい。

そう、今回は2台の半田市岩滑地区の山車が集まったのだが、今年の10月に『はんだ山車まつり』という半田市に現存する明治や大正時代からの山車が31台集まる半田市を上げてのイベントがあることもここで告知をしておきたい。

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