高校三年生の時に彼女ができて、ミホ(仮名)と大学の2年生までずっと一緒だった。
ガラケーを持つようになったのは、お互いが名古屋の大学に通う頃。当時はメールは10件しかメモリに残らず、大切にしたいメッセージは「保護」という機能でキープできた。当然あとのメールデータは押し出しで自然に消えていく。
ある日の朝、高校時代に僕の顔だけタイプなマミ(仮名)から、『オハヨウ』と送信されたメールに嬉しくて、保護していたら、ミホに見つかり、『ミツテルちゃん、マミちゃんからのメール保護ってる。ミホ、怒ったぞ』と喧嘩が勃発してしまった。まだこの時代、恋人のプライバシーを守る時代でもなかった。
当時の機能のショボさ加減で世界初の試みなど
メール機能: 10件制限、保護機能だけでなく、絵文字の豊富さ、着信メロディの多様性、デコメールなど、メールを楽しくする機能が充実していたことを記述できます。
カメラ機能: 画質は低かったものの、自分撮りや風景写真など、気軽に撮影を楽しめる機能として人気がありました。
ワンセグ: テレビ番組を外出先でも視聴できる機能は、特に若者を中心に人気を集めました。
おサイフケータイ: SuicaやPASMOなどの電子マネー機能が搭載され、財布を持ち歩く必要がなくなりました。
ゲーム: 組み込み型のゲームや、ダウンロードできるゲームもあり、暇つぶしとして楽しむことができました。
赤外線通信: 他のガラケーとデータ交換したり、ゲームを対戦したりする機能です。
Bluetooth: ヘッドセットやカーナビと接続したり、データ交換したりする機能です。
時代背景
携帯電話の普及: ガラケーが普及した時代は、携帯電話を持つことが一般的になり始めた頃です。携帯電話を持つことは、若者を中心にステータスシンボルのようなものでした。
コミュニケーションの変化: メールや電話が主なコミュニケーション手段であり、SNSの普及前なので、リアルな人間関係が重視されていました。
携帯小説: ガラケーのメール機能を使って小説を書くことが流行し、ケータイ小説サイトが多数存在しました。
着メロ: 自分の好きな曲を着信音にできることが流行し、着メロサイトが一大産業を築きました。
デコレーション: 携帯電話本体やストラップを自分好みにデコレーションすることが流行し、デコグッズが多数販売されていました。
入手の仕方
キャリアショップ: 各キャリアのショップで機種を選び、契約することで購入できました。
家電量販店: 家電量販店でも、様々な機種を取り扱っていました。
中古市場: 中古のガラケーを、オークションサイトやフリマアプリなどで購入することもできました。
その他
ガラケーのメリット:
長時間バッテリーがもつ
操作が簡単
シンプルなデザイン
水に強い機種もある
ガラケーのデメリット:
アプリが少ない
画面が小さい
高性能なカメラがない
インターネットが遅い
結局ミホとの別れもメールで『別れたい』と伝えられただけで。
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