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今日も珈琲日和。 Menu.32 図書館の存在と本屋の存在とIT革命の話。

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僕が大学在学中(2000年頃)にパソコン教室でインストラクターをしていた時に、政府の主導で20歳以上の人に地域の小学校などで「IT講習会」なるものを開催するお達しが出た。

当時の森首相のe-Japan構想というものにより、

「我が国は、すべての国民が情報通信技術 (IT)を積極的に活用し、その恩恵を最大限に享受できる知識創発型社会の実現に向け、早急に革命的かつ現実的な対応を行わなければならない。市場原理に基づき民間が最大限に活力を発揮できる環境を整備し、5年以内に世界最先端のIT国家となることを目指す。」

といって、僕らパソコン教室としては、最先端の知識を地域の人に教えて賄(まかな)いを得ている業として、「なんじゃそりゃ!」とIT一揆でも起こそうかというぐらい、恐怖と憤りに迫られたことがあった。

まるで飲食店の中に、持ち込みの飲食物を持ち込まれた店主の気持ちだ。
(基本的に飲食店には飲食物を持ち込んではいけない。)


ただ、僕らは、その会議に参加したわけでもなく、ニュースや新聞で知ったことなので、パソコン教室売り上げ減じゃんと嘆くぐらいしかできなかった。

大学のベンチでお茶を飲んでいる情報系の授業でお世話になっていたナカシマ先生のとなりにさりげなく座り、「こんなことありですかね~」って言ったら、

「私も知人にパソコン教室をやっている人がいてね。同じようなことを言っていた。

ただ、国の業務に携わる人がそんな弱いものいじめをすることは許されない。

でね、そのIT講習会は狙いがあるんだ。何も40歳の人にガリガリ教育して、世界最先端のIT国家にしたてるつもりはないんだ。

ホントに主力になっていくのは君たち学生で、小学生の頃からパソコン習ってただろ?FM TOWNSとかいうパソコンでさ。

もうすでに、そこの部分は始まっていて、20歳の子の父母は大体40歳から50歳。まずは親たちにパソコンの大切さを分かってもらったり、便利さを知ってもらったりすることで、1家に1台パソコンが導入できる。

それ以上の会社での業務改善のようなパソコンとの親和性を高めて、20歳以下の君たちの行く末を見守ってもらうための戦略でもあると私は考える。

ガラッと大人を変えることはできないからね。技術の前に知識を備える、それがITリテラシーっていうんだ。

「そしてね。頭の賢い行政マンは言っていたよ。

かつて、老舗の本屋の前に図書館を建設する口実として、図書館は本を好きな人をその近くに連れてくる。という説を唱えた。

本の好きな人は図書館にない新刊や趣味の本を買う。もちろん、図書館も本屋さんから本を仕入れる。それで一つの文化圏と経済圏が作られたことがあってね。

IT講習会も、地域の講師の力量に任されるけど、さわりの部分しか教えないらしいよ。もちろん街のパソコン教室やパソコンサポートや本屋の本などでその後も勉強してくれるように仕向けるみたい。

と、目に挟まっていた鱗(うろこ)が落ちて視界がハッキリするような気持ちで僕は、安心してパソコン教室のインストラクターの業務に向かった。

その後の、パソコン教室の生徒さんは「IT講習会を受けて、もっと勉強したいと思った」という熱心な40代以上の会社で頑張っている方たちに通っていただいていた。

風が吹けば桶屋が儲かるだなと今でも当時の状況を思い返すことがある。

かぜがふけばおけやがもうかる

思いもかけぬところに影響が出てくるというたとえ。

大風が吹くと砂ぼこりが立ち、
その砂で目を傷める人が増え、
目の不自由な人は三味線をひくから、
三味線に張る猫の皮が不足する。
猫が不足すれば鼠(ねずみ)がふえて、
あちこちの桶がかじられるから、
桶屋が儲かるという勘定である。
(一部今とは考え方の違う表現がございますが、これが昔からの言い伝えでございますので。)

まあ、地域にラーメン屋さんが2件以上あると、ラーメンリテラシーの高い人で町は賑わうだろうし、お好み焼屋さんの激戦区になれば、そこで初めてお好み焼きリテラシーを覚える人もいるだろうと思う。

よく、学校の近くに塾を作ったり、学校の近くに他の分野の学校を造ったりするんだけど、最初はお互いの距離の中途半端さから入るような感じだけど、最終的に共存して、その地域が作られたりすることもあるなと思う。

福祉の盛んな街になるなら、それなりの事業所の数が必要だと思うし。

商業の盛んな街になるなら、それなりのお店が必要だと思うし。お店があれば、お客さんはそこらで十分な買い物をできる。

村に一つしかない高校を地域住民で大切にしたら、生徒たちは良い環境だと思って生活するんだよね。

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