今年も「か・ふ・ん」という3文字を耳にした瞬間、お鼻がムズムズしてきたあなたへ。
今日は、ティッシュペーパーと共に生きてきた僕らの歴史的革命について、思い出してみようと思う。
時は1996年。
当時、高校1年生だった僕は、なかなかのテレビっ子で、ブラウン管が壊れるくらいにテレビをかなり観ていた。
番組の合間に、猛ダッシュでトイレに行き、そして、CMが始まったら、這(は)うようにして帰ってくる。
そんな、テレビ中心の生活だったのである。
当時のテレビコマーシャルは、今思えば、オモシロいものが本当に多くて、衝撃を受けるものばかりで。
僕が一番の衝撃を受けたCMは、やはり、あれだろう。
「1996年、ティッシュ革命」。
画面には、当時の様々な歴史の模様が、ドラマチックに描かれて、そして、「1996年ティッシュ革命」という大きな文字が、画面いっぱいに表示された、その時。
僕は、世界が変わると、武者震(ぶる)いのように、ブルブルと、震(ふる)えたのだ。
それまでの、重ねて200組入りの、少し武骨(ぶこつ)で、かさばるのが当たり前だった、あのティッシュボックス。
武骨(ぶこつ)なアイツが、しゅっと、薄くなった、あの時。
そう、ティッシュボックスのスリム化、である。
僕と、同級生の中川は、この「1996年ティッシュ革命」こそは、歴史として、絶対に覚えておくべきだと、熱く、意気投合した。
なんなら、これは来週の社会科のテストにだって、絶対に出るだろう、と。 そんなふうに、真顔で、信じていたのである。
そう、僕らの暮らしは、あれ以降、止まることなく、進化し続けている。
いつからか、ティッシュボックスは、紙の箱という絶対的な形から、詰め替え可能な、ソフトパック入りティッシュと、それを入れるための、専用ボックス、という組み合わせで、売られるようになった。
けれど、いつ、どこの、どなたが、まるで裏技のように、詰め替えないで、ソフトパックのまま、使いだしたのか。
それは、わからないけれど、いまでは、ソフトパックティッシュとして、堂々と、そのまま使われている。 あの、箱という殻を脱ぎ捨てた姿は、どこか、自由な感じがしていい。
そして、お鼻が、ムズムズするこの時期。
大変お世話になるのが、「鼻セレブ」に代表されるあの、超デリケートお鼻専用高級ティッシュである。
最初は、その名前のインパクトとか、価格の高さにやられていたのだけど。
気づけば、いまではすっかり定番化して、僕らの鼻の下を優しく守ってくれている。
1996年に、中川と震えながら見つめた、あのスリムな紙のティッシュ箱。
あの時、始まった革命は、いまでも、僕らのお茶の間の片隅で静かに、そして、しなやかに続いているのである。
🌟本日のおすすめの曲🌟
いよいよ、壁は無くなるぞ!
Dragon Ash「Deep Impact feat. Rappagariya」

